日本の美

+[ロマン派]ロマン主義と日本の美意識

イギリス・ロマン派の詩人キーツは、「美しいものは永遠の喜び」と歌った。「美しいもの」に接して喜びをかんじるというのは誰にとっても身に覚えのあることであり、ごく自然の感情であろう。だが何が「美しい」かということは、必ずしも万人にとって同じで…

日本人の美意識

「きわめて鋭敏な美的感覚の持ち主であった清少納言は、『枕草子』のなかで、「なにもなにもちひさきものはみなうつくし」と断定して、その例といて、ようやく這い出したばかりの赤ん坊や雀の子、あるいはお雛様の道具などを挙げている。また、理想的な美し…

日本人の美意識:「きわめて鋭敏な美的感覚の持ち主であった清少納言は、『枕草子』のなかで、「なにもなにもちひさきものはみなうつくし」と断定して、その例といて、ようやく這い出したばかりの赤ん坊や雀の子、あるいはお雛様の道具などを挙げている。*…