2011-02-01から1ヶ月間の記事一覧

円について 2

円らしき作品から、無限億の泉という円がモチーフの作品になる間、私は自分の内部のイメージをずっと追いかけてきた。そのイメージに重なるものを学術書の記述からあとから読むと、人の精神とはやはり深いところでつながっているのだと、また、無意識に生活…

円について 1

「円は防御の形であった。旧石器時代から縄文時代にかけて生活の居住地あ死者の墓場は円形でしきられる空間構成をとっているのが通例であった。大阪府藤井寺市のはさみ山遺跡では、東西約6メートル、南北約5メートルの楕円形をした住居のあとが発見されてい…

禅宗的価値観との共通

自分の体験と自分の内面を土台にすることを第一に考えて制作を続けてきた結果、気が付いたら禅宗的価値観に近づいていることに気が付いた。特定の師を認めず。体験的・直観的把握を大切にし。世界観を一枚の絵で一瞬で伝える。見る人の自由にゆだねる・・・…

3月13日 ミニ個展します

寒さの中に春の気配が感じられる季節になってきました。お元気ですか。向学心あふれるあなたは、相変わらず仕事に 勉学にと励んでいらっしゃることと思います。一年の進行で今を振り返れば、 年始に植えた<あなたの抱負という新しい種>が つぎつぎと芽を出…

東洋の精神的伝統について

昨日夜、所用で出かけたおり、日中の制作とレター原稿で疲れた頭に知的興奮と幸福を与えてくれた本。「意識と本質」井筒俊彦著疲れていたので、速読せずにじっくりと読み進めた。そのなかで、ひときわ眼をひいた東洋人の精神的伝統の一説には、表層意識と深…

女子美図書館にて

近代の終焉、という雑誌記事にあらためて今の時代が価値観の変転の時代だなと感じる。

明治を感じる:宮川香川時代の空気を泳ぎ切る。

宮川香川の 横浜眞葛焼を見て、カタログ資料に眼を通した感想。 非常に熱意と使命感をもって 明治という変化の激しい時代に 相対しながら、 自身の作風を変化させていった ダイナミズムが感じられる。 当時から<悪趣味><他に追随するものなし> とまっこ…

直観の結果を美術の立場から

「美術は、眼に見えるものを再現するのではなく、 眼に見えるようにする」 形態は、芸術的人間のうちに、 反響する相対物として生まれる。 形態は、事物を前にしての感動と、 形成する自然の創造方法への 深い洞察とから、 美術を通して観照可能なものに 転…

1993年 女子美術大学絵画科洋画専攻(版画)卒業、個展(相模原市民ギャラリー)、個展(町田版画美術館ギャラリー) 、 版画協会展 1994年 個展(ギャラリートーニチ) 1995年 個展(八王子アートセンター)、相模原芸術家協会展(以降毎年~) …